『おならのサイエンス』を一言で表すなら
『おなら』に寛容になれる本
です。
私がこの本を手に取った経緯は、友達との映画中におならを我慢したところから始まります。
今まで『おなら=恥ずかしい』という感情でした。
しかしこの本を読んでからは、『おなら=生理現象』と認識が変わりました。
むしろおならをすることで「腸内環境が乱れているな」や、「ちゃんと野菜を食べれているな」と考えることがあります。
おならの悩みが解決します。
【読書能力と人物背景】
- 男 25歳
- 大学中退(薬学部)
- 専門学校卒
- 読書量:3〜5冊/月
- 読書速度:漫画1冊30分〜1時間未満
読者背景がわかることで、意見の傾向がわかると思い、あえてプロフィールを載せました。
- 本のレビュー&感想
- 読むと得する人
- 本が解決する悩み
- 関連本
本を読むモチベーションにも役立つように書いてます。
今すぐ読んでみたいという方はリンクを載せておきます。
それでは『おならのサイエンス』の感想などが気になるあなたはここからお楽しみください。
『おならのサイエンス』のレビュー&感想
- 難易度
- 驚き
- 想像力拡大
- 実践しやすさ
- テンポのよさ
- わかりやすさ
おならについて面白おかしく書かれている本です。
私はおならで悩んでいましたが、本を読んでいくうちに悩みが消えていきました。
おならは恥ずかしいことではなく、生き物なら当たり前の行動です。
ここまでおならについて面白く書かれている本はないと思います。
なぜなら『世界一おならを出すレシピ』を考えるくらいだからです。
『おなら』という少し未知の存在を知ることができるので、あなたのおならに対する恐怖が緩和されることでしょう。
「おばけは見えないから怖い」というように、知らないから怖いことはいろいろあります。
その1つにおならがありますが、この本でその恐怖から解放されます。
『おならのサイエンス』の第1章が面白い
私が第1章の中でも特に好きだった箇所があります。
それは、P.30〜31に書かれている『動物はおならをするのか?』です。
「そこまで調べているのか!」と驚きました。
哺乳類である、牛や象が載っているのはわかります。
しかしニシンや金魚、アリといった「おならをするの?」と気になる生き物たちが記載されていることに驚きました。
このページを読むと、「自分だけがおならをするのではなく、生き物たちも皆おならが出るんだな」という謎の安心感が得られました。
ちなみに男女でどちらのおならが多いのか、臭いのかも記載されています。
目が離せない内容が詰まっているのでぜひ読んでみて下さい。
『おならのサイエンス』のオススメの読み方
初心者にも読みやすい内容となっています。
この本を読んでいて感じたことが、たまに変な内容が入っていることです。
先にあげた『世界一おならが出るレシピ』や『ニオイ爆弾の作り方』など読み飛ばしても問題ない箇所がいくつかあります。
頭から読んでいける内容ではありますが、読み飛ばせる箇所も多い本です。
「本を読み飛ばすのには抵抗が・・・。」というあなたも読み飛ばしやすいです。
読み飛ばしの練習をしたい場合も使える本だと思います。
あえて読む場所を絞るとするなら
- 第1章『おならの化学』
- 第2章『おならの生物学』
- 第4章『医学的に見たおなら』
この3つを読めばあなたもおなら博士になれるででしょう。
『おならのサイエンス』が役立つ人
おならに悩みを抱えている人には役立つ本です。
おならに悩みがあるというよりも、『おならをすることが怖い』と感じている人には特にオススメです。
具体的にはこんな人にオススメします。
- おならを我慢しすぎている人
- 相手のおならを許せない人
- おならの量で悩んでいる人
- おならの臭いで悩んでいる人
- おならが出なくて悩んでいる人
こんな悩みを抱えている人にオススメです。
悩みがない人でも読むだけで、非常に珍しい知識が着くので試しにご一読ください。
悩み解決に役立つ章
この本を読むことで解決できる悩みと章を紐づけてあります。
目的を持って本を読むことで集中力を保つことができます。
読書習慣を身につけたい時や、本を読むモチベーションが途中でなくなった時は活用してください。
「普通の人はおならを1日に何回するの?」
→第1章:(おならの化学)
「おならを我慢する悪影響を知りたい」
→第2章:(おならの生物学)
「なぜおならの音が出るのか知りたい」
→第3章:(おならの物理学)
「おならの量・臭いを減らしたい」
→第4章:(医学的に見たおなら)
「おならを表す表現が気になる」
→第5章:(おならにまつわるトリビア)
『おならのサイエンス』をより深く(関連本)
おならを理解するには腸内環境の本が効果的だと思っています。
私が読んだ本の中からおならに多少なりとも関連する本をいくつか紹介します。
『よくわかる便秘と腸の基本としくみ』
著:坂井 正宙
『新しい腸の教科書』
著:江田 証
『おならのサイエンス』をオススメします
本のタイトル
著:ステファン・ゲイツ
訳:関 麻衣子
おならに関することを面白く書いてくれています。
おなら=汚い、恥ずかしい
と思いがちですが、理解することで寛容になれます。
今ではおならをする人を見ると、「ちゃんと野菜を食べているんだな」と思えるようになりました。
おならの見方が180度変わるのでぜひ読んでみて下さい。