『スタンフォードの自分を変える教室』を一言で表すなら
意志力を鍛えて目標を達成するための本
です。
購入したきっかけは、インスタでフォローしている方にオススメされたからです。
全体的に非常に読みやすく、わかりやすいです。
挫折してきた経験が多い方には、本書を読んで、粘り強く取り組む意志の力を身につけて欲しいと思っています。
私も粘り強く何かに取り組むことが苦手なので、本書を活用して目標を達成したいと思いました。
それでは『スタンフォードの自分を変える教室』の感想などが気になるあなたはここからお楽しみください。
- 本の書評&感想&簡易要約
- 読むと得する人
- 本が解決する悩み
- 関連本
【読書能力と人物背景】
- 男 26歳
- 大学中退(薬学部)
- 専門学校卒
- 読書量:3〜5冊/月
- 年間:50冊以上
- 読書速度:漫画1冊30分〜1時間未満
- Instagram:過去の読書記録
- 読書速度:漫画1冊30分〜1時間未満
『スタンフォードの自分を変える教室』の書評&感想&簡易要約
- 難易度
- 驚き
- 想像力拡大
- 実践しやすさ
- テンポのよさ
- わかりやすさ
『スタンフォードの自分を変える教室』の第9章が面白い
第9章「この章は読まないで」では、「シロクマのリバウンド効果」について書かれています。
この効果については、知っていましたが、具体的に説明されることで理解が深まりました。
嫌なことを考えれば考えるほど、頭の中に嫌なことが充満し、気分が落ち込むことがわかりました。
多くの人はネガティブな感情を消そうと努力しますが、本当は受け入れることが大切です。
「自分の弱さを受け入れる人は強い」と言われるように、ネガティブなことは受け入れることで、次の行動が取れるようになります。
この考え方は、ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)と同じです。
行動を起こすことで、自信がつき、モチベーションが高まります。
ACTと繋がりがあったので、面白さが増しました。
『スタンフォードの自分を変える教室』の簡易要約
『スタンフォードの自分を変える教室』とは、意志力について書かれている本です。
講義で行った内容を本にまとめてあるので、本書の内容に挑戦している人が既にいます。
そのため、意志力を発揮するために実行可能な提案が記載されていました。
特に、意志力が発揮されづらい状態を知ることは大切です。
生活習慣の改善にもつながるので、必ず目を通してください。
そして、誘惑に負けやすくなるシチュエーションを覚えておくと良いでしょう。
「モラルライセンシング」をご存知ですか。
「いいことをした後は悪いことをしたくなる」という意味です。
人を助けた後は、ズルをする確率が上がったり、ダイエットで唐揚げを我慢できあたら、デザートを食べやすくなったりします。
目標に向かう行動に善悪をつけることを止めることで、意志力を発揮することができます。
【注意】意志力の研究はアップデートされています
本書に紹介されている意志力の内容にアップデートがあるので、補足として紹介します。
アップデートされた内容は2つです。
- 意志力は減る(自我消耗)は間違いかも
- 意志力は糖質で回復は間違いかも
意志力に関するアップデート情報は、『ヤバい集中力』に記載がありました。
まず、意志力が減るについては、「出版バイアス」がかかっている可能性があります。
このバイアスは、たくさん研究が引用されたことで、「この考え方は正しい」と思い込まれることです。
今では、「インフルエンサーの考えていることが正しい」という風潮があるのと似ていますね。
次に、糖質で意志力が回復することについてです。
「糖質を摂ることで、気分が高まり、誘惑に強くなったのでは?」と言われています。
しかし、気分が高まれば糖質ではなくても良いことがわかりました。
あなたも経験がありませんか。
明日完成予定の課題(仕事)があるとき、好きな子から「明日遊ぼう!」とLINEが来たらどうしますか。
もちろん返答は、「YES」ですよね。
今日中に課題を終わらせようと、気合を入れて取り組むはずです。
これが、糖質と意志力が関係しないことと繋がります。
以上2点を頭に入れた状態で、本書を読むと、一歩抜きん出ることができるでしょう。
『スタンフォードの自分を変える教室』のオススメの読み方
オススメの読み方は、第2章から読むと良いでしょう。
読書が苦手な方だと、第1章から読み始めると、実践的な内容に入る前に挫折する可能性があります。
本書は実践してこそ意味のあるものなので、読書が苦手なら第2章以降から読んでください。
ネガティブな思考に捉われやすいというのであれば、第9章から読むと良いでしょう。
他には、目次を眺めて、気になる箇所から読むのもオススメです。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、好奇心を掻き立てられる場所から読むと、挫折のリスクが減らせます。
『スタンフォードの自分を変える教室』が役立つ人
『スタンフォードの自分を変える教室』が役立つ人を紹介します。
- ダイエットに挑戦している人
- 仕事を頑張りたい人
- 宿題を提出期限までにやりたい人
- 副業で収益を上げたい人
このように、目標を持って行動している人には役立ちます。
意志力を言い換えるなら、何かを我慢して、意味のある行動に打ち込むことを指します。
ダイエットや副業、仕事など頑張りたいけど、誘惑に負けて罪悪感を覚えている人にオススメです。
悩み解決に役立つ章
この本を読むことで解決できる悩みと章を紐づけてあります。
目的を持って本を読むことで集中力を保つことができます。
読書習慣を身につけたい時や、本を読むモチベーションが途中でなくなった時は活用してください。
「意志力について詳しく知りたい」
→第1章:(やる力、やらない力、望む力)
「意志力を簡単に高めたい」
→第2章:(意志力の本能)
「生活習慣と意志力について知りたい」
→第3章:(疲れていると抵抗できない)
「サラダを食べると油物を食べたくなるのなぜ?」
→第4章:(罪のライセンス)
「なんで欲望が湧いてくるの?」
→第5章:(脳が大きなウソをつく)
「ついつい怠けてしまう原因を知りたい!」
→第6章:(どうにでもなれ)
「目先の誘惑に負けやすい自分を変えたい!」
→第7章:(将来を売りとばす)
「周りの環境を変えると成功するはほんと?」
→第8章:(感染した!)
「ネガティブ思考から解放されたい!」
→第9章:(この章は読まないで)
「明日から頑張るために」
→第10章:(おわり)
『スタンフォードの自分を変える教室』をより深く(関連本)
理解を深めるためにオススメの本を紹介します。
『ヤバい集中力』に関しては、意志力のアップデートがあったので必読です。
『スイッチ!』は、ポップコーン実験や、罰則に対する考え方を深掘りできます。
「自分を変えたい」と思っている方には特にオススメです。
『僕らはそれに抵抗できない』では、ドーパミン実験が関連してます。
依存について詳しく書かれています。
欲求に抗いたい方にはオススメの1冊です。
『無料より安いものもある』は、無駄遣いを意志力で抑えたい方にはオススメです。
『スタンフォードの自分を変える教室』をオススメします
意志力を高めて、目標達成したい人にオススメです。
最初は誰でも誘惑に負けやすいです。
しかし、本書を実践することで、徐々に誘惑に強くなります。
誘惑に負けやすいパターンを知ることで、意志力を発揮し、思いとどまることもできます。
人生をより良い方向に進めるために、まずは1度読んでみてください。
衝動買いして後悔するタイプの方にもオススメです。
衝動買いに関しては別記事でまとめてあります。
読書をする時間がない方へ
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10分で読めるので時間がない時にはピッタリです。