『スイッチ!』を一言で表すなら
「人はなぜ変われないのか」を徹底解剖
です。
私は他人の行動を変えたいと思っていたことがあります。
「どのように説得するのが良いのか?」と考えていました。
しかし、本書を読んでからは人が変わらない理由を知っているので、説得はしないようになりました。
なぜ変わらない、変われないのかがわかるので、イライラももちろん減りました。
本を読むモチベーションにも役立つように書いてます。
それでは『スイッチ!』の感想などが気になるあなたはここからお楽しみください。
- 本のレビュー&感想
- 読むと得する人
- 本が解決する悩み
- 関連本
【読書能力と人物背景】
- 男 25歳
- 大学中退(薬学部)
- 専門学校卒
- 読書量:3〜5冊/月
- 読書速度:漫画1冊30分〜1時間未満
『スイッチ!』のレビュー&感想
- 難易度
- 驚き
- 想像力拡大
- 実践しやすさ
- テンポのよさ
- わかりやすさ
とにかく「面白く」「読みやすい」です。
科学の話なので読むことに抵抗を感じるかもしれませんが、非常にわかりやすいので続きが読みたくなります。
「なぜ私たちは変われないのか」を解消してくれる1冊です。
自他ともに変わりたい人、変わって欲しい人が読むと今日から試したくなる内容がたくさんあります。
人が変われない原因は3つあることを知っていましたか。
2021年で読んだ本の中で1番面白いと感じた本でした。
『スイッチ!』の第5章が面白い
第5章では、人が変わる法則が書かれています。
Twitterでも書きましたがその法則とは
『見る→感じる→変化する』
この順番で人が変わります。
いくら言葉を発してもだめだということに気づきました。
「百聞は一見にしかず」ということわざ通り、まずは見せることが大切ですね。
「見せて感情を動かすことができれば相手は変わってくれる」
こういった事例が詰まっているので非常に楽しく読むことができます。
事例ばかりの本はあまり好きにはなれませんでしたが、この本はなぜか面白く読むことができました。
自分でも驚いています。
『スイッチ!』の簡易要約
本書はなぜ人が「変われない」のかを説明しています。
人が変わることができない理由は大きく3つです。
- 戸惑っているから
- 疲れ切っているから
- 環境が悪いから
この3つを解決することができると、人は変化しやすい状態になります。
例えば、選択肢が多いときは考えるのが面倒くさくなり、行動を起こさないことがよくあります。
選択肢が増えるということは、戸惑っていることと同じです。
他にも、習慣化された行動は疲れませんが、意識的に行うことは疲れますよね。
同窓会で「変わったね」と言われた経験はありませんか。
自分では普通に生活していたと思っていても、周りの環境で実は変わっていることがあります。
営業をしている方なら、内向的な性格でも社交的に振る舞えるように変わったのではないでしょうか。
このように、人が変わるきっかけを理解していると、相手を変える施策が打てます。
あなたは今、誰のどんな行動を変えたいと思っていますか。
『スイッチ!』のオススメの読み方
オススメの読み方は、まず『第1章』は必ず読みましょう。
人が変われない理由を『象』『象使い』『道筋』の3つに例えて説明してくれます。
この3つの言葉はよく出てくるので、この記事でも簡単におさらいします。
- 象:感情
- 象使い:理性
- 道筋:状況や環境
この3つを軽く頭に入れておくと読むのが楽になることでしょう。
私も最初の頃は覚えられずたびたびこれらの意味を確認するために戻っていました。
第1章を読み終えたらあとは自由に読んで構いません。
変化の全てにおいて先程の3つが関わってきます。
だからどの章を読んでも理解しながら楽しく読むことができるでしょう。
初心者は『スイッチ!』を頭から読もう
どの章から読んでも構わないと言いましたが、初心者の方は最初から読んで行くとわかりやすいです。
私は第5章が面白いと思いましたが、2番目には第2章が面白かったです。
第2章は『できる人』『できない人』を探して、どのように変化に活かすのかが書かれています。
副業で頑張りたい人が最近では増えてきているので、非常に参考になる内容だと思います。
よくインフルエンサー的な人が「成功している人を真似しなさい」と言っている理由がなんとなくわかりました。
『スイッチ!』が役立つ人
主に役立つ人は「変えたい・変わりたい」を持っている人です。
「仕事」「育児」「教育」「旦那」「恋愛」全てにおいて使うことができる内容です。
具体的には
- 子供に勉強させたい『親』
- 旦那に家事を手伝って欲しい『妻』
- 部下に仕事ができるようになってほしい『上司』
- 授業中は集中してほしいと願う『先生』
- 彼氏と結婚したいと思っている『彼女』
このような人にオススメします。
少しでも今よりも良い未来を願う方にはうってつけの本です。
大きい夢があるならまずは少しの変化から始めてみると良いでしょう。
「器の大きさだけで食べる量が変わる」くらいなので、少しの変化はバカになりませんよ。
悩み解決に役立つ章
この本を読むことで解決できる悩みと章を紐づけてあります。
目的を持って本を読むことで集中力を保つことができます。
読書習慣を身につけたい時や、本を読むモチベーションが途中でなくなった時は活用してください。
「人が変われない理由を知りたい」
→第1章:(「変化」の三つの意外な事実)
「成功している人を真似する意味を知りたい」
→第2章:(ブライト・スポットを見つける)
「変わるための目標を設定したい」
→第3章:(大事な一歩の台本を書く)
「やる気を出させるゴールの作り方を知りたい」
→第4章:(目的地を指し示す)
「人が変わるための公式を知りたい」
→第5章:(感情を芽生えさせる)
「目標に向かう行動力を高めたい」
→第6章:(変化を細かくする)
「チームの行動を変えたい」
→第7章:(人を育てる)
「新しいやり方で仕事をして欲しい」
→第8章:(環境を変える)
「リバウンドしない方法を知りたい」
→第9章:(習慣を生み出す)
「提出物の期限を守ってほしい」
→第10章:(仲間を集める)
「あの人の行動を変えたい」
→第11章:(変化を継続する)
『スイッチ!』をより深く(関連本)
この本をより楽しく読むための本を紹介します。
影響力の武器
著:ロバート・チャルディーニ
訳:社会行動研究会
SIMPLE RULES
著:ドナルド・サル、キャスリーン・アイゼンハート
監修:戸塚 隆将
マインドセット
著:キャロル・S・ドゥエック
訳:今西 康子
エッセンシャル思考
著:グレッグ・マキューン
訳:高橋 璃子
『スイッチ!』の内容をより深く知るために
この本を元に書いた記事を紹介します。
『スイッチ!』をオススメします
「変わりたい・変えたい」「新しいことを始めたい」「副業を継続させたい」
このような思いを持っているならこの本がオススメです。
いうことを聞いてくれないあの人も、この本の知識を使うことで行動を変えてくれるかもしれません。
あの人が変わらない理由は、「環境や疲れているだけ、もしくは戸惑っているだけ」かもしれません。
人が変わることができない3つの理由を理解することで、あなたの変わってほしい人は変化を始めるでしょう。
まずは何が原因で変わってくれないかを優しく聞いてみるところから始めてみるのはいかがですか。