上司から「〇〇の試験取れよ」と言われたかもしれません。
将来のことを考え、スキルアップをしようと思っているかもしれません。
しかし、学生の頃から「勉強が嫌い」という感情が大きく困っていますよね。
最初は頑張れるけど、継続することが難しいとも感じているはずです。
そこで、大人になってから読書習慣を身につけた私が、勉強嫌い克服法を紹介します。
- なぜ話を聞いても覚えられないのか?
- なぜ「勉強は楽しい」という人がいるのか?
- なぜ同僚は継続して勉強ができるのか?
これらの疑問を1つずつ解決していきます。
まずは、勉強が嫌いになる3つの原因から解き明かしていきましょう。
勉強が嫌いになる3つの原因
勉強が嫌いになる3つの原因を紹介します。
- インプット法が合ってない
- つまらないと感じている
- 続けられる工夫ができない
学校でやってきた勉強は、必ずしも正しいとは限りません。
ちなみに私は、人の話を聞くことが苦手なので、学校形式のような先生が教える方法では学んだことが頭に入りませんでした。
だから、先生の話を聞かず、自分で勉強するようになりました(赤点回避のために)。
すると、教科書や問題集の内容が頭に入るようになり、勉強することが少し楽しく感じられたのです。
これから、私が体験してきた内容と本の知識をもとに勉強嫌いの3つの原因を解決していきます。
まずは、インプットの話を今よりも具体的に説明します。
「インプット法」が勉強を嫌いにした
勉強が嫌いになった最大の理由は、学校教育だと思います。
イスに座って、先生の話を聞くだけの勉強はとてもつまらないですよね。
私も授業形式で勉強すると睡魔に襲われ、内容が頭に入ってこないことに悩んでいました。
今でも、セミナーなどを受けると、眠りそうになります。
「勉強が嫌い」と感じるのは、勉強のやり方が合っていないのかもしれません。
今までの勉強スタイルを変え、勉強が少し好きになるように工夫してみませんか?
自分に合った勉強法を考えてみる
まずは、どのような勉強法があるのか確認してみましょう。
- 授業スタイル
- 体験型スタイル
- 自分でガリガリスタイル
大きく分けるとこの3つに分けられるでしょう。
大人になるまでに体験してきたのは、授業スタイルが9割くらいだと思います。
試してみるのは、体験型か自分でガリガリですね。
体験型というのは、〇〇教室みたいな先生とマンツーマンで勉強するようなことです。
自分で手を動かしながら、先生からアドバイスをもらい、うまくいかなかったら相談できる素敵な環境です。
仕事を覚えるときは、体験型のように感じます。
自分でガリガリスタイルは、本や動画を使って勉強します。
必要な情報を自分で探して、能動的に学べるため、「やらされてる感」がなくストレスなく勉強できるでしょう。
まだ、試したことがない勉強スタイルがあれば試してみてください。
私はガリガリスタイルが好き
私は授業形式がめちゃくちゃ苦手なので、自分でガリガリ勉強するスタイルになりました。
気になる箇所があるとき、深堀して調べることができないため、授業スタイルは全く合いませんでした。
勉強しながら独り言が出るのも、授業スタイルが向いてない要因なのでしょう。
「本は自分でガリガリできるけど、動画では授業スタイルになるのでは?」と思ったかもしれません。
私は動画を見るときは、1.5~2倍速で見るようにしてます。
人の話を聞くのが苦手なので、速度を上げて短時間で話を聞けるようにしてます。
気になる箇所があれば、動画を止めたり、見返したりすると問題なく勉強ができました。
「一度に全部覚えなきゃいけない」というプレッシャーがないので、ストレスなく勉強できるのでおすすめです。
「つまらない」から勉強が嫌いになった
「勉強=つまらない」と思っていますよね(私も同じ)。
「勉強はつまらない」と感じる理由はどこにあるのでしょう?
1つは、「強制」だと思いませんか?
人から強制された勉強はとても退屈で、楽しいとは感じられませんよね。
2つ目は、「勉強したことがどこで使えるかわからない」ではないですか?
学校の勉強だと、歴史の授業とか「なんの役に立つんだろう?」と思っていましたよね。
それでは、1つづつ「つまらない」と感じる原因を解消していきましょう。
「強制」が無くなると勉強が少し楽しくなる
「強制」を無くすには工夫が必要です。
会社から「資格を取るように」と言われ、試験勉強をしているときでも「強制」を少しは取り除くことはできます。
その方法は、勉強する順番や勉強法を自分で選ぶことです。
「つまらない」と感じる理由は、参考書を買い、冒頭から勉強しているからです。
強制を無くす工夫としては、参考書を買う前にYouTubeで勉強してみたり、参考書の気になる場所から勉強を始めるなどがあります。
「スクールに通っていると進め方を決められない」という意見もあるでしょう。
スクールに通っていて「勉強が嫌い」と感じているなら、スクールは不向きか教え方が悪い可能性があります。
わからない箇所がある中で、次に進まなくてはならないため、どんどん「わからない」が増えて嫌になります。
「わからない」を減らすためには、YouTubeを見たり、ChatGPTに聞いてみるのがおすすめです。
「ここで使えた!」を体験すると勉強が楽しくなる
学校の勉強は「勉強したことが使えない」と思うことが多々あったことでしょう。
私も「これ勉強していつ役立つんだろう?」と思っていました。
大人になって心理学やプログラミングを勉強すると、「この場面で使えるな」と感じることが増えて楽しくなりました。
心理学では、強い言葉を使う人は「弱い自分を隠している」と学んだので、断定口調の人には哀れみの視線を送れるようになれます。
プログラミングでは、勉強したことがすぐ試せるので、自分の書いたコードが動く楽しさを実感できます。
他にも、英語などはフレーズを勉強することで、字幕なしで映画を観られるようになったり、英語圏の方と話す勇気を得られたりします。
料理では、普段より美味しい味付けができたり、料理のバリエーションを増やせたりと楽しみがますでしょう。
このように、学んだことをどこで使うか考えられると「つまらない」と感じることは減るでしょう。
「続かない」から勉強が嫌いになった
「今回は頑張るぞ!」と意気込んでみたものの、勉強が続かないことありますよね。
私も「英語の本を読めるようになろう!」と読んではみたものの、10ページくらいで挫折しました。
何かを続けるためには、2つのことが大切だと感じます。
- 1回にやることを減らす
- 決まった時間に行う
この2点が重要で、私の筋トレ継続に大きく貢献しました。
どうやったら毎日続けられるのか、「辛い」と感じても続けられるのかを考えていました。
今では30日以上連続で筋トレができているので、意識的に継続するコツを身につけてこれたと思います。
それでは、勉強をどうやって続けていくのかを一緒に考えてみましょう。
勉強を続けるために基準を下げる
勉強を続けるためには、「1日の勉強目標時間を低く」設定しましょう。
片付け術に「5分だけ片付けをする」方法があると知っていますか?
嫌なことを始めるときは、最初の一歩を踏み出すことに時間が取られるだけで、行動し始めると「そんなに嫌じゃないかも」と思えます。
勉強を始めるときは、最初の1ヶ月を「勉強を続けるための1ヶ月」とすることが良いでしょう。
毎日5分、1ページ読むとか「これなら毎日できる!」と思えるまで基準を下げていきましょう。
すると、毎日勉強することに慣れてくるので、自然と勉強時間も伸びていきます。
勉強を続けるために時間を固定する
次の勉強を続けるコツは、「決まった時間に行う」です。
私は筋トレも読書もブログ執筆も「朝」に行います。
以前は、仕事から帰ってきてからやっていました。
しかし、疲れているため「眠いから明日にしようかな」や「今日は残業で時間ないから明日しよう」と明日の自分に託していました。
やることを先延ばしにして、何もしない1週間が過ぎたことで、「夜にやるのはダメだ」と気づきました。
今では、夜は早く寝て朝に活動しています。
まずは、勉強するときに効率よく頭に入り、続けやすい時間を2週間ほどかけて見つけてみてください。
私の読書&筋トレを継続できた体験談
最近筋トレを継続できたと感じ、読書は5年前くらいから継続してきました。
読書も筋トレも継続するために、最初は少ない量をこなすことに集中しました。
- 読書:1日30分
- 筋トレ:1日20回(腕立てのみ)
このくらい小さい単位で継続していると、本を2時間読んでいられたり、筋トレの量を30回に増やし、腕立てとスクワットを30回ずつできるようになります。
ちなみに読書は、内容が頭に入ってこなくても、うたた寝しそうになっても30分は文字を目で追うことをします。
最初は続けることのみに注力し、慣れてきたら(飽きてきたら)楽しむ工夫をしてみるといいでしょう。
3日(1日100回)で挫折するよりも、300日(1日10回)続けるための工夫をする方が大きな成果(300回vs3,000回)につながると思いませんか?
誰も認めない「勉強が好き」になる法則
勉強嫌いを克服するときに、バカにしてはいけない心理法則があります。
それは、「単純接触効果」です。
「会う回数が多ければ多いほど、相手に対して好意を持つ」という効果のことです。
この効果は、恋愛や友達作りに限ったことではありません。
つまり、嫌なことでも触れる回数が多くなればなるほど「好きかもしれない」と思えるのです。
20歳を超えたらビールを興味本位で飲んでみたことはあるでしょう。
「え?!こんなに苦いお酒の何がいいの?」と周りを疑ったことでしょう。
そこで、ビール好きに話を聞くと「飲んでるうちに美味しく感じられる」と不思議な回答をもらいます。
ビールを「美味しい」と感じるのも単純接触効果です。
「勉強が嫌い」と感じているとしても、勉強を続けていると自然と勉強嫌いが克服できるかもしれません。
勉強とは学ぶことである
「勉強が嫌い」を克服するには3つの原因を解消することが大切です。
- インプット法
- つまらない
- 続けない
以上を解決できれば「勉強嫌い」ではなくなることでしょう。
解決していくうちに、単純接触効果も働き、「勉強が嫌い」という感情も薄れます。
さらに、学ぶことはイスに座るだけが全てではありません。
人の話を聞いたり、実際に手を動かしてみたりと学校ではほとんど行わない方法でも学びは得られます。
まずは、楽しいと思える勉強法を探してみてください。
参考図書
『科学的な適職』
著:鈴木 裕
『超習慣術』
著:メンタリストDaiGo
『ハマりたがる脳』
著:トム・ヴァンダービルト