「仕事がサクサク進み、あっという間に定時になり、仕事の苦痛を感じない環境になったらいいな」
と考えたことはありませんか。
実はフロー状態を作るとあなたの考えが現実になります。
この記事では
- フロー状態の特徴
- フロー状態の具体的な感覚
- フロー状態に入る方法
を学ぶことができます。
まずはフロー状態について詳しく学んでいきましょう。
参考文献の以下の2冊です。
仕事を早く終わらせるにはフロー状態
あなたは常に「仕事を早く終わらせて、趣味や副業、家族の時間に充てたい」と思っていますよね。
そんなあなたは仕事中にフロー状態になり、仕事を早く終わらせる必要があります。
フロー状態とはスポーツでいうい『ゾーン』です。
わかりやすくいうなら『没頭』です。
こんな経験はありませんか。
- ゲームに夢中になって食事を忘れていた
- 好きな子にメールを送る文章を考えていて深夜になった
- セミナーに集中していたら外が暗くなっていた
- テスト問題に悩んでいたら終了間際だった
などの経験をしたことがあればあなたはフロー状態を体験しています。
「気づいたらもうこんな時間」を作り出すのがフローです。
ではもっと具体的にフロー状態を解説します。
仕事が早くなるフロー状態の特徴
フロー状態に入ると具体的にあなたの体や心にどのような変化が起きるのでしょう。
- 高い集中力を発揮できる
- 体の動きが滑らかになる
- 感情を感じなくなる
- 時間が止まった感覚になる
上記4つのような感覚フロー状態では起こります。
高い集中力を発揮し、体が滑らかに動くと仕事の効率は上がります。
やるべきことがはっきりするので行動に無駄がなくなるでしょう。
さらに感情がなくなるので「仕事が辛い」と感じることはありません。
感情がなくなるおかげで時間もあっという間に過ぎたと感じます。
フロー状態に入ると幸せも感じないのか
「仕事がサクサク終わり、苦痛も感じないなら幸せになれるのでは?」と思いますよね。
実はフロー状態の時は幸せを感じません。
先ほどお伝えしたように、フロー状態では感情を感じないので幸せだと思わなくなります。
しかしフロー状態が終わった後は、幸せの余韻に浸ることができます。
幸せの余韻は快楽とは違い、充実感の余韻です。
仕事に充実感を感じると、仕事が楽しくなり、もっと頑張れるようになるでしょう。
フロー状態になることは長期的にあなたを幸せにしてくれます。
仕事でフロー状態を作り出すには
フロー状態について理解していただけまいしたか。
今のあなたはフロー状態は理解できたが、フロー状態を作る方法は知りませんよね。
そこでこれから仕事上でフロー状態を作り出す方法を紹介します。
ポイントは3つです。
- 目標が明確である
- 迅速なフィードバックがある
- 技術と挑戦のバランスが取れている
これらを全て満たせるように意識してください。
では具体的に1つづつ実践できるように例を紹介します。
目標の明確さはモチベーションも高める
目標を明確にするには何をするべきでしょうか。
まずは3ステップで今日やるべきことを明確にしましょう。
- ToDoリストを作成
- リストの中で優先順位をつける
- 1位〜5位を今日のタスクとする
普通のToDoリストとは違う点は2つです。
- 優先順位をつけることと
- やることを減らすこと
やるべきタスクが多すぎると「あれもこれもまだ終わってない」という不安が発生します。
不安が原因でマルチタスクになりがちです。
マルチタスクは作業のスピードを遅らせて作業が1つも終わらない原因になります。
もしも5つ全て終わったら残っている作業を優先順位の高いものから行ってください。
おそらく5つに絞ると、普段よりも早く仕事が終わり、プラスでいつもより多くタスクをこなすことができるでしょう。
108円から始めるマルチタスク対策
ToDoリストに書き出し、上位5つを絞る際に役立つのが付箋です。
どんなものでもいいのですが、タスクが書けるぐらいの幅が必要です。
100均で売っているもので構いません。
使い方は簡単です。
- 1〜5位のタスクをそれぞれ記入
- 1位が最上になるように重ねる
- タスクが終わるごとに付箋を剥がす
この3ステップでマルチタスク対策が可能です。
「PCの横に全て見えるように貼るのはダメなの?」と思いませんでしたか。
実は全てのタスクが見えるようになると、散漫状態になるのでマルチタスクに陥りやすいです。
散漫状態を回避するために常に視覚的にやることを1つに絞ることが重要です。
非常にシンプルでアナログな方法ですが騙されたと思って試してみてください。
迅速なフィードバックは1人でも作れる
仕事をしていてもフィードバックがないとつまらないですよね。
ゲームでは必ずあなたの行動に対して反応が返ってきます。
仕事もゲームのようにクリアしていけばフロー状態に入れるようになります。
フロー状態になる方法は『タスクを細分化』することです。
例えば時間のかかるタスクがあるとします。ここでは資料作成としましょう。
資料作成の手順を簡単に書くと
- 情報を調べる
- 情報をまとめる
- 資料に文字を入力する
- 資料に使う図や画像を調べる
- 資料に使う図を作成する
- 資料に図や画像を差し込む
- 誤字脱字がないか確認する
- 資料を提出する
少し細かくし過ぎたかもしれませんが、8ステップあることがわかります。
8ステップを作ったら、1つづつ終わるごとに横線でタスクを消していきます。
ついでにコメントや時間なども入れておくと後で便利です。
作業を細分化することで1つひとつの作業の負担が減り、仕事に取り掛かるまでの時間が短くなります。
作業を終えるごとに『クリア(達成)』の感覚を得られるので仕事をするのが楽しくなります。
タスクごとにコメントと時間を記入する理由
先ほどタスクごとにコメントと時間を残しましょうと言いました。
まずコメントを残す理由は、次に資料作成する時に「こうやっておけば早く終わった」という内容を思い出しやすくするためです。
そして時間を残す理由は、以前行ったタイムより早く終わらせることができると『成長』を感じることができるからです。
毎日同じことの繰り返しだと人生も仕事もつまらなく感じます。
退屈な作業を少しでも楽しくするために記録は重要です。
特段タイマーを書ける必要はありません。
開始時間を最初に記入し、作業が1つ終わるごとに終了時間を記載するだけで大丈夫です。
成長を楽しむことができるのでモチベーションも上がりフロー状態にもなれるので仕事が早く終わります。
技術と挑戦のバランスを最適化
目標を明確にし、迅速なフィードバックを受けていたらおそらく仕事が早く終わるようになっているでしょう。
仕事が早く終わるようになると退屈な時間が増え、苦痛が続く可能性があります。
そこで技術と挑戦のバランスが重要です。
例えば、技術が高く挑戦が低い場合とはどのようなことでしょう。
通常業務は挑戦が低い例に当てはまります。
新入社員の頃は一生懸命行っていても、時間が経つにつれ呼吸をするように仕事ができるようなります。
ここで挑戦することは2つです。
- クオリティを上げる
- 時間短縮を狙う
以上2つを意識すると挑戦が高くなります。
続いて技術が低く、挑戦が高い場合はどんな時でしょう。
新入社員の頃はこれに当たりますね。
挑戦が高い場合は迅速なフィードバックの時と同じで、作業を細分化しましょう。
自分の技術が伴っている場所と、技術が足りないできない場所が明確になります。
技術が足りない場所は自分で調べるか、詳しい先輩や同僚に助けを求めましょう。
すると挑戦のレベルが下がり、作業がスムーズに進むでしょう。
仕事の時短が必ずしも正義ではない
私の体験になります。
フロー状態に入るための方法を実践していたところ、仕事が全て午前中に終わるようになりました。
定時で帰れるのは嬉しいことですが、退屈な時間を過ごさなくてはならなくなりました。
周りが仕事をしている中1人だけ何もしないということに耐えれませんでした。
「周りの手伝いをしたらいいのでは?」という意見もあります。
しかしちょうどコロナで仕事が減っている時期だったので手伝おうにも相手の仕事を奪う形になるので気が進みませんでした。
暇に耐えきれず退職をした経験があります。
私の体験を考えると時間を短縮して、次に何をしたいかを考えながら仕事をすることが重要です。
定時に帰ることができるようになったら、浮いた時間で何に挑戦できるか考えてみてください。
仕事が早く終わるフロー状態
フロー状態になり、仕事を早く終わらせる方法を学んできました。
おさらいするとフロー状態では、集中力が高くなり、時間があっという間にすぎ、感情がなくなります。
フロー状態を作るには目標の明確化、迅速なフィードバック、技術と挑戦のバランスを考えることが重要です。
フロー状態に入る工夫をすることで、仕事が早く終わりあなたの大切な時間を大切な人のために使うことができます。
今日から仕事でフロー状態を体験してみてください。