『だれもわかってくれない〜傷つかないための心理学〜』を一言で表すなら
『自分のことを評価する相手は偏見だらけ』
です。
この本を紹介する人物はこんな読書歴を持っています。
【読書能力と人物背景】
- 男 25歳
- 大学中退(薬学部)
- 専門学校卒
- 読書量:3〜5冊/月
- 読書速度:漫画1冊30分〜1時間未満
読者背景がわかることで、意見の傾向が見えてくると思い、あえてプロフィールを載せました。
- 本のレビュー&感想
- 読むと得する人
- 本が解決する悩み
- 関連本
本を読むモチベーションにも役立てるように書いてます。
今すぐ読んでみたいという方はリンクを載せておきます。
それでは『だれもわかってくれない』の感想などが気になるあなたはここからお楽しみください。
『だれもわかってくれない』のレビュー&感想
- 難易度
- 驚き
- 想像力拡大
- 実践しやすさ
- テンポのよさ
- わかりやすさ
非常に読みやすい本だと感じました。
「難しい本は読めないけど、根拠のある本が読みたい」という方には難易度はちょうど良いと思います。
想像力拡大という評価は、本を読んでいる間にどれだけアイディアが浮かんだかを基準にしてます。
『だれもわかってくれない』のパート2が面白い
私はパート2が好きです。
パート2では人が他人を評価するさい、抱く偏見(バイアス)について書いてます。
読みながら「私もこんな風に他人を見ているな」と感じていました。
かなり共感できる内容が詰まっているため読み応えがあります。
さらに、他人からどのように見られているかもわかるので他者評価のストレスが減ります。
『だれもわかってくれない』のオススメの読み方
本を読むことが苦手な人向けに、私のオススメの読み方を紹介します。
- 目次から気になる章を選ぶ
- 章の最後にある「まとめ」を読む
- 「まとめ」が気になったら本文を読む
この3つの手順で読むと積読にならずに読むことができます。
読書はモチベーションを保つことが重要だと思っているので、好奇心の掻き立てられる場所を探しましょう。
他の章に興味が湧かない場合は、次の本にいきましょう。
無理に全て読む必要はありません。
興味のある範囲をつまみ読みする方が読書が楽しくなります。
『だれもわかってくれない』が役立つ人
この本を読むことでプラスになる人を紹介します。
- 「ギャップがあるね」と言われる人
- 周りから避けられている人
- 大切な人に誤解されたくない人
- 部下の評価を適切に行いたい人
- 上司に気に入られたい人(昇進を目指す人)
- 就職・バイトなど面接を控えている人
人間関係で勘違いされたくない時は一度読んでみることをオススメします。
悩み解決に役立つ&積読予防
悩み別に解決できる章を伝えます。
本を全部読む時間がない方は悩み解決の章だけ読んでみると即効性があるのでオススメです。
- 「ちゃんと評価してもらえない理由が知りたい」
→第1章:(人に理解してもらうのは驚くほど難しい)
- 「第一印象が大切と言われる理由を知りたい」
→第2章:(人は認識のエネルギーをケチる)
- 「人が相手の性格を判断するメカニズムが知りたい」
→第3章:(他者を判断する二段階のプロセス)
- 「信用される人になりたい」
→第4章:(信用レンズ)
- 「上司が自分を理解してくれない理由が知りたい」
→第5章:(パワーレンズ)
- 「なぜ足を引っ張ってくる人がいるのか知りたい」
→第6章:(エゴレンズ)
- 「自分の考えが理解されない理由を知りたい」
→第7章:(積極的な「報酬追求人間」、慎重な「リスク回避人間」)
- 「気になる人と仲を深めるための付き合い方を知りたい」
→第8章:(依存と不安感の強い人、回避的でよそよそしい人)
- 「相手からの誤解を解きたい」
→第9章:(悪い印象や誤解を与えてしまったとき)
1つでも解決したい悩みがあるならオススメです。
「だから私はあの人と上手く付き合えなかったのか」と思える内容が書かれています。
『だれもわかってくれない』をより深く(関連本)
この本で紹介されていた関連本を一覧にして紹介します。
気になる本があれば読んでみてください。
- 『アイデアのちから』
著:チップ・ハース、ダン・ハース - 『明日の幸せを科学する』
著:ダニエル・ギルバート - 『ファスト&スロー』
著:ダニエル・カーネマン - 『影響力の武器』
著:ロバート・チャルディーニ
『だれもわかってくれない』を少し解説
この本を参考に記事を書きました。
この記事は転職と就活で役に立つ本を紹介しています。
『だれもわかってくれない』は「面接でなぜ落ちるのか」について書く際に参考にしました。
『だれもわかってくれない』をオススメします
本のタイトル
著:ハイディ・グラント・ハルヴァーソン
訳:高橋由紀子
「誤解されやすい性格で困っている」という方にはぜひ読んで欲しい作品です。
人がなぜ相手の性格を把握できないかがこの本からわかります。
人の性格把握の仕組みがわかると許容力も上がると思います。
私も本を読んでからは他人のことを判断するときの偏見がだいぶ減りました。