仕事 PR

幸せになるために必要な年収とは?

年収と幸せ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「お金があれば私は今よりも幸せになれる」と感じていませんか。

お金ばかりを追い求めても幸せにならないことがわかっています。

日本の内閣府が出した調査でもある一定以上稼ぐと、満足度が減ってしまうということがわかりました。

ではあなたの年収はどこまで増やすと良いのでしょう。

またあなたの年収がどこまで行けばお金による幸福度上昇以外を考えなくてはならないのでしょうか。

年収に関する幸せについてこれから一緒に考えていきましょう。

この記事は以下の本を参考文献とします。

年収UP=幸せになるは半分間違い?!

2022年にオススメの7冊

あなたが幸せになるために必要な年収は『約400〜600万円』です。

それ以降は年収が増えたとしてもそれほど幸せにはなれません。

「あれ?年収約800万円が幸せの限界ではないの?」と思いましたか。

この説はノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの研究のことですよね。

一般的に言われるのがこの年収800万円ですが、この記事ではもっと深掘りを行います。

他にも、「年収600万円になったら幸せになれないの?」と思った方が何人かいると思います。

年収600万円になると幸せになれないのではなく、年収UPで増える幸福度は年収600万円ぐらいが限界という話です。

次からはなぜ一般的に言われる年収800万円ではないのかを説明します。

年収と幸せの関係はかなり低い

もしも給料が2倍になったらあなたはどのくらい幸せになると思いますか。

「給料が2倍なら幸せ度はそれ以上じゃないの?」と思いますよね。

しかし給料が2倍になっても幸福度の上昇は9%だったという研究があります。

お金が増えてもほとんど幸福にはなれないことを示しています。

ちなみに年収UPによる幸せはどのくらい続くか知っていますか。

その答えは後ほど紹介します。

他にもお金と幸福度の研究がいくつかあるのでみていきましょう。

東アジアは年収660万円で幸せの限界に

164ヶ国から170万人以上を対象に「収入が上がっても幸福度が変化しない点」を調査した研究です。

結果は日本を含めた東アジアは年収約660万円という結論が出ました。

ちなみに「東アジアはどこ?」と思った方は以下の表を参照ください。

国家中華人民共和国・モンゴル・日本・北朝鮮・韓国・中華民国(台湾)
特区香港・マカオ・新義州
東アジアの国と特区

年収約800万円という説とはかなり離れていますね。

最近の世界年収ランキングを見る限り日本は400万円なのに対し、アメリカは600万円です。

収入の開きから考えるとプラス200万円なので妥当なのかと感じました。

しかしこれはあくまで東アジアの話ですが、日本ではどのような状態でしょうか。

日本が調べた世帯収入と幸福度の調査結果

日本の内閣府の調査によると、世帯収入の増加とともに幸福度も増えるのは3000万円〜5000万円の時でした。

それ以降は世帯収入が増えても幸福度は下降する結果となります。

参考までに表にまとめておきます。

年収満足度調査人数
100万円未満4.021064人
100万円〜300万円未満3.982782人
300万円〜500万円未満4.444225人
500万円〜700万円未満4.823310人
700万円〜1,000万円未満5.282616人
1,000万円〜2,000万円未満5.861331人
2,000万円〜3,000万円未満6.27135人
3,000万円〜5,000万円未満6.3749人
5,000万円〜1億円未満5.6118人
1億円以上5.2544人
出典:「満足度・生活の質に関する調査」に関する第4次報告書

あくまで世帯収入なので結婚している場合は2人の収入となります。

やはり新入社員の年収よりも3年目以降ぐらいの年収の方が満足度が高いことがわかります。

回答者の人数からわかるように、300万円〜700万円ほどの世帯収入の層が多いです。

これはそのくらいの年収に最終的には落ち着く人が多いということが考えられるでしょう。

日本の平均収入が400万円ほどなので納得ですよね。

世帯年収は500万円は超えている方が幸せだということです。

年収UPによる幸せは1年が限界

人は良いことも悪いことも慣れてしまいます。

だからあなたの収入が上がったとしても、幸福度が上昇した状態を保ち続けるのは1年が限界です。

年収がUPした瞬間が1番幸福度が高く、次第に幸福度が下がり始め、1年後には元通りになります。

この話には続きがあり、年収がUPするのはあなただけでは無いはずです。

人というのは必ず他人と比較したがります。

すると「あいつよりも仕事をしているのに、なんで俺(私)は給料が低いの?」と思うようになるはずです。

この影響で年収が上がっても幸福度はそれほど増えないことに繋がります。

CEOの給料が平均的な社員の369倍になった話

アメリカのCEOは昔から平均的な社員と比べるとかなりの額をもらっています。

1976年にはCEOの給料は平均的な社員の36倍、1993年には131倍まで増加しました。

これに歯止めをかけるべく、全社のCEOの給与を公開することになりました。

するとマスコミが給与比較を始めたため、CEOの給与が平均的な社員の369倍に増えたのでです。

この話からわかるは、『他人と比較すると欲が激増する』ということです。

給与を誰かと比較することで、もっと年収を上げたいと感じるようになります。

年収を上げるよう努力するのは400万円〜600万円までにし、その後は自分の人生をより良くするための工夫に注力しましょう。

結婚で幸福度が18%も高まる可能性あり

先に説明した日本の年収と満足度の関係をもう一度見てみましょう。

日本の平均年収が約400万円です。

この時の満足度は4.44です。

結婚相手も同じくらいの平均的な年収だった場合、世帯収入は約800万円まで上がります。

すると満足度は5.28となり、18%増えたことになります。

共働きであるなら少なくとも500万円を超えると思うので、結婚をすることで幸福度は上昇します。

これが玉の輿となるとあなたのお金に対する満足度はかなり高いものとなるでしょう。

結婚をすると必ず幸せになれる」とは言いません。

しかし金銭的な面だけを考えると幸せには少し近づくことでしょう。

年収=幸せは約660万円まで

年収が上がると幸せになれるという考えが少しでも減りましたか。

年収は400万円〜600万円ほどまでは上げると喜びが増しますが、それ以上はそれほど幸福度は増えません。

だからこそお金以外に目を向ける必要があります。

家族や友人と過ごす時間を増やすことや、自分の趣味に使う時間を増やすなど楽しみに時間を割くようにしましょう。

好きな人と過ごすことで幸福度が上昇し、趣味に没頭することで幸福度が増します。

「600万円まで稼いだけど満足できない」という方もいるでしょう。

そういう場合は自分でビジネスを始めてみてはいかがですか。

最初は小さく始めることでリスクを減らせる上に、会社員で稼ぐよりもずっとやりがいを得られるはずです。

私のようにブログを始めてみるのも良いてかもしれませんね。

今の会社で幸せを手に入れられないと感じたら

たとえ年収が400万円を超えても幸せになれない場合があります。

それは職場の人間関係や仕事の内容に問題があるからです。

人の幸せはお金以外にも人間関係やフロー状態に入れるかということも関わってきます。

「しかし仕事をしないと生活できないし、つまらなくてもやるしかない」と思っていますよね。

そんなあなたのためにこの記事をオススメします。

1920時間(仕事)
労働時間を幸せな活動にする方法(年間約1,920時間は働いてます) 「あなたは今の生活に満足していますか?」 この答えにNOと回答した方はこの記事を読むべき人です。 私たちは少なくとも1年に...

この記事には仕事を充実させるための2つの行動が書いてあります。

あなたがどちらを選んでも行動しているのならきっと幸福度は上がっているでしょう。

ABOUT ME
shuji
初めまして、シュージといいます。 このブログは、 「読書をする人が増えたらいいな」 という思いから作りました。 私は月に4冊以上、年間50冊以上の本を読みます。 その中から面白い本や情報をブログにて発信します。