「仕事でやりたいことが見つからない」と思っていませんか。
それなら、私のように仕事のどの要素が自分自身の幸福度と関係しているのかを検証してみるのはどうでしょうか。
私は1冊の本がきっかけで仕事選びに対する考え方が変わりました。
あなたは「1日24時間、8時間は実労働、1時間は休憩、1時間は通勤(往復)、1日10時間以上仕事に時間を使ってる・・・」と思ったことはないでしょうか。
私は考えたことがあり、今でもたまに考えることがあります。
ただ、働かないと豊かな暮らしはできませんよね。
だから、私たちは働くのでしょう。
1日の約半分を仕事に関する時間に費やしているなら、仕事が辛く面白くないと人生つまらないと思いませんか。
そこで私は、『科学的な適職』(著:鈴木祐)から仕事で今よりも幸せな暮らしができる方法を探しました。
転職を繰り返し、どの要素が私にとっての幸福度上昇に寄与しているのかを検証することにしました。
この記事は、私の転職に関する話を元に、どの要素が私にとって最も幸福度を上昇(減少)させるかをまとめたものです。
仕事選びの参考になれば幸いです。
仕事の幸福度を高める5つの要素
私が転職する目的は、自分自身を幸せにするためです。
しかし、ただ単に幸せを求めているのではありません。
本から仕事に関する幸福の要素を5つ抽出し、その中から私にとってどの要素が必要なのかを探るために転職をしています。
私が仕事をする上で重要だと感じた幸福度の要素は以下の5つです。
- 給料
- 自由度
- 人間関係
- 通勤時間
- 労働時間
なぜこの5つを選んだのかは思い出せませんが、「覚えやすさ」と「分かりやすさ」が影響しているのではと感じています。
それでは具体的な要素の説明をしていきます。
給料
「給料はあればあるほど幸せになれる」と思っていませんか。
実は給料がある一定のラインを超えると、それほど幸せにならないことが分かっています。
そのラインというのが、年収400万円です。
年収が400万円を超えると、給料UPによる幸福度の上昇が緩やかになります。
つまり、私たちが幸せを大きく感じるために目指す給料は、年収400万円ほどで良いことになります。
400万円以降は、お金の使い方で幸福度を高めると良いでしょう。
ちなみに、年収UPによる幸福度の上昇は1年ほどしか続かないので注意してください。
自由度
自由度とは、仕事の進め方や裁量権、他にもフレックスタイムや休日を自由に取れるかなどです。
男性は、仕事の進め方やペース配分が自由になると幸福度が上昇する傾向です。
女性は、フレックスタイムや休日を自由に決められる方が好まれます。
自由度が高くなると、仕事の満足度が上がり、離職率が下がり、健康にも良いことが研究からわかりました。
仕事の進め方まで決められると、工夫して効率化を発見する楽しみが失われるのでつまらないですよね。
人間関係
人間関係が仕事の幸福度に影響することは、あなたも納得してくれるでしょう。
なぜなら、離職する理由の多くが人間関係だからです。
具体的には、職場に3人以上の友達がいる人は、人生の満足度が96%上昇し、給料への満足度が2倍になります。
さらに、仕事場に最高の友達がいる時は、仕事のモチベーションが7倍になり、作業スピードが上がります。
研究では3人となっていますが、私は1人でもある程度の効果があると思いました。
なぜなら、仕事のことを共感してくれる人がいるだけで、仕事に対する疲れも軽減されると経験として感じているからです。
そして、仲のいい人がいると仕事へ行くのも楽しくなり、月曜日が少し楽しみになるはずです。
通勤時間
通勤時間は短ければ短いほど良いです。
通勤時間が増えるは、睡眠時間と運動時間の減少が確認されました。
睡眠時間が減ると睡眠不足になり、運動時間が減ると肥満になるリスクが高まります。
睡眠不足も肥満も脳機能を低下させるため、仕事でミスが増えることが予想できます。
仕事のミスが増えると、ミスの処理をしなければなりません。
ミスの処理により、労働時間が増え、プライベートの時間が減ります。
つまり、通勤時間を短くすることは会社にとっても、あなたにとっても利益になることでしょう。
ちなみに、通勤は仕事のために使っている時間なので、私は通勤を仕事という括りで考える派です。
労働時間
最後に労働時間について説明します。
労働時間が増えるほど健康被害が上昇します。
労働時間 | 健康被害 |
---|---|
週40時間 | 影響なし |
週41〜48時間 | 脳卒中リスク10%上昇 |
週55時間以上 | 脳卒中リスク33%上昇 心疾患リスク13%上昇 糖尿病リスク30%上昇 |
残業をするだけで健康被害が増えることがわかります。
多くの人は、1日1時間ほどの残業は当たり前にあるでしょう。
そのため、私たちの目標は週55時間を超えないことではないでしょうか。
仕事をしてお金が手に入り、それを病院代へ使う生活は嫌ですよね。
健康になるために治療をしているのに、仕事で不健康になっていては本末転倒です。
転職により分かってきた幸福度との関係
私は転職を繰り返す中で、自分自身はどの幸福度の影響を強く受けるのかを調べることにしました。
参考までに私の職歴を一覧にします(2019年4月〜2022年11月現在)。
営業事務(正社員):1年9ヶ月
宅配(業務委託):2ヶ月
施工管理(正社員):6ヶ月
Webライター(フリー):3ヶ月
タクシードライバー(正社員):6ヶ月
工場員(契約):現在(1ヶ月目)
現在まで働いてきた中で得られた、幸福度の関係を表にしました。
幸福度 | 結果 | 考察 | 将来 |
---|---|---|---|
給料 | 月26万円で十分幸せ(額面) 月20万円でも貯金が貯まる | 生活費を抑えたのが 大きな要因 | 年収400万円を目指す |
自由度 | ⒈裁量権が多い方が幸せ ⒉肉体労働では自由度がなくても苦ではない ⒊働く時間を自由に決められる方が幸福度は高くなる | ⒈自分の考えを反映させたいときは裁量権が多い方が良い ⒉頭脳労働のときは自由度が多い方が良い ⒊フレックス、在宅が理想 | どこまでの裁量権があると 負担に感じないかを検証したい |
人間関係 | 人間関係は幸福度的には 影響が小さいと感じた | 人間で会社を選ぶのは難しい 受け流し方を身につける | メールのやり取りだけで仕事が終わるようにしたい (対面は苦手なため) |
通勤時間 | 短い方が幸せ 電車や徒歩はストレス少ない 遅刻がないなら車通勤でも可 | 車通勤がストレス | バス通勤はストレスが 溜まるのか検証したい |
労働時間 | 12時間は問題なし 15時間は体を壊す | 働く時間、頻度を自由に決められると 1日中仕事ができるかもしれない | 労働時間をどんどん 減らす生活を目指す |
私の幸福度の優先順位は、通勤時間>人間関係>自由度>労働時間>給料です(2022年現在)。
通勤時間及び、通勤方法が私の幸福度を最も下げています。
反対に給料面は新卒レベルにもらえたら不自由なく暮らせます。
ただ、結婚を視野に入れると給料面は不安です。
次に5つの幸福度以外に体験した幸福度の変化をご覧ください。
その他 | 結果 | 考察 | 将来 |
---|---|---|---|
忙しさ | 暇は苦痛 | ほどよく仕事がある方が 毎日楽しく仕事ができる | 暇な時間を自由に 使える働き方をしたい 暇な時間を読書に充てたい |
休日 | 連続2日が良い | 外出しない日を設けないと 足が重く出かけられないことが判明 | 土日休みかつ 水曜休みの仕事がしたい |
食事 | 昼食が買えると 自分の時間が増える | 500円未満だと弁当を買う方が 時間もお金も節約できるので 幸福度が高い気がする | 食事を作ってくれる 人を探したい |
職種 | 接客業は 向いてない | 相手の行動や言動を 気にしやすい性格なので 接客業は不向きと判断 | できるだけメッセージのやり取りで 仕事が完結するようにしたい |
優先順位をつけるなら、忙しさ>職種>食事>休日です。
仕事中に暇なことが私の中では最も苦痛を感じます。
具体的にどのように幸福度を検証したのかを知りたい方は、「幸福度調査のために働いた仕事の幸福度・入社&退職理由」をご覧ください。
仕事の幸福度を検証した結果
現在、私は26歳なので検証結果はこれからどんどん変わっていくと思います。
私は転職を繰り返してますが、後悔はありません。
なぜなら、何がストレスで、何がストレスにならないかを知ることができているからです。
実際に体験・検証してみるまでは、本当に自分が好きなもの、嫌いなものを確かめることはできないと思っています。
子供の頃は、文章を読むこと書くことが苦痛でした(嫌いな科目は国語)。
しかし、今では読書をしたり、ブログを書くようになると文章を読むこと、書くことが楽しく感じてきました。
このような経験をしているからこそ、食わず嫌いは極力避けるようにしています(あくまで極力)。
これからは、長期的に勤められる仕事を探し、年収の検証に取り組んでいく予定です。
まずは、エンジニアとしての勉強を終わらせ、ゆくゆくは在宅で仕事ができる環境構築に舵を取ります。
もし、転職を繰り返し、得るものがないと感じているなら、まずは私が作成した表を作ってみてはいかがでしょう。
あなたにとって仕事のどの要素が重要であるかがわかると思います。
私と一緒に仕事の幸福度を追求してみませんか?
幸福度調査のために働いた仕事の幸福度・入社&退職理由
これより先は私が働いてきた職務経歴を紹介する内容です。
幸福度の表がどのように作られたのか、どのような理由で入社し、退職したのかを紹介します。